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オンラインディベートのルールについて


 1997年に始まったオンラインディベートは、特段ルールを設けずに行われておりましたが、参加者がディベート甲子園を踏まえた中高生が多かったことから、ディベート甲子園ルールの準じて試合を行っておりました。今後も特段明記する内容がない限り、ディベート甲子園ルールに準じて試合、及び判定を行います。


★証拠資料に関する細則


 オンラインディベートは、ネット上のディベーター同士の対戦のため、「資料請求」が物理的に不可能です。

 そこで下記の通り、細則を設けますので、試合ではこの細則に従って試合を進めて下さい。


1. 各スピーチの後ろに、証拠資料一覧を記載して下さい。
 なお、証拠資料一覧は、スピーチの文字数には加えません。
 資料一覧は、各スピーチで利用した資料の順に番号を付して、下記の情報を列挙します。

  • インターネットから得た資料は、その資料を直接閲覧するための情報(URLなど)を記載する。
    ※URLが明らかであれば、他の情報は必要ありません。
    なお、ID及びパスワードが必要で、対戦相手や第三者が直接閲覧できないサイト(新聞記事データベースなど)からの引用の際には、その旨記載し、サイト名・情報掲載日付・ページ名・ページ作成者の肩書き・ページ作成者の名前等を記載する。

  • 新聞や書籍などから得た資料は、第三者が入手し確認するための情報を記載する。

    • 新聞であれば、新聞名(朝刊か夕刊か)・日付、など

    • 書籍であれば、著者の肩書き(編著の場合編者と該当部分の筆者について。名前についても同じ)・著者の名前・書名・発行年・引用部分のページ数、など

    • 雑誌記事であれば、掲載雑誌名・掲載雑誌の巻号・発行年・引用部分のページ数・著者の肩書き・著者の名前・引用記事のタイトル、など

  • その他の資料であれば、誰からどのような経緯で入手した資料であるかが対戦相手や第三者にも理解してもらうための情報を記載する。


2. ディベーターは、対戦相手の証拠資料が適切に引用されているか否かを、速やかに確認して下さい
 

3. 証拠資料の引用に関する不備(引用ミス、など)は、以下の2つの方法で指摘して下さい。

  • インターネットから得た資料が、直接閲覧できる場合は、下記の通りのタイミングで。
    なお、指摘の文面は、スピーチの文字数には加えません。

 

  • 肯定側立論のWeb資料について否定側立論の際に書き加えて

  • 否定側立論のWeb資料について否定側第1反駁提出日前までに対戦用掲示板にて

  • 否定側第1反駁のWeb資料について肯定側第1反駁の際に書き加えて

  • 肯定側第1反駁のWeb資料について否定側第2反駁の際に書き加えて

  • 否定側側第2反駁のWeb資料について肯定側第2反駁の際に書き加えて

  • 肯定側第2反駁のWeb資料について“資料に関するアピール締切り日時”までに対戦用掲示板にて

 

  • の他の方法で確認できる資料の場合は、スピーチのタイミングに関係なく、試合後に定められた“資料に関するアピール締切日時”までに、オンDで利用している参加者専用の掲示板にて 


4. 仮にスピーチをした側が、自らの証拠資料(Web資料、その他の資料共に)の引用のミスに気がついた場合には、上記にある資料の不備を指摘するスピーチ提出の前日までに、資料の文面(証拠資料一覧の追加・修正も含む)を正しく修正して下さい。なおその修正によって、スピーチの文字数が越えた場合には、越えた文字数以下のスピーチはなかったものとします。

 ※証拠資料一覧の文字数は、スピーチの文字数には加えません。


5. 判定に際して
 

 以前より、証拠資料の不備がある試合を担当するジャッジが、勝敗判定に関して判断に困るケースが多くあり、勝敗判定の提出に遅れが生じるなど、支障をきたしました。
 そこで、下記の基準によって証拠資料を扱うものとします。

 

対戦相手、及びジャッジからの指摘があった資料に関して、


A:以下のものは、資料からの引用とはみなさず、ディベーターの主張(いわゆる「地の文」)とみなします(証拠資料によっての主張の確かさの向上はないものとします)。

  • 証拠資料一覧に記載のない資料

  • 誤変換などの引用ミスがあるもの
     

  ※この場合、主張の内容の評価は、ジャッジに任せられます。

 

 ◇特にWeb資料を引用する際には“コピー&ペースト”を使うなどして、誤変換が生じないようにしましょう。また、書籍等からの引用の際、あるいは文章の推敲等の際には、誤りがないように気をつけましょう。


B:以下のものは、資料の引用を取り消します(=文中から削除します)。

  • 資料の引用の仕方に不備が認められるもの。

    • 引用箇所の関係で、元の文と比較して、主語・述語の関係が変化しているもの

    • 引用された内容が成立するための限定条件等が示された述部が、中略によって欠落しているもの。

  ※この場合、立論の他の主張については、そのまま残っていると判断して評価します。

 

 ◇明らかに内容に関係ない部分が記述されているもの以外は、文章の中途中略は避けておきましょう。


C:対戦相手やジャッジ等の第三者が確認できなかった資料は、その性質に応じて資料の信憑性が判断されます。


D:改ざんが著しい資料(並べ替えや中略による歪曲)があった場合には、その試合は負けとします。

 

  ※この場合、その資料の引用がなかったとみなしたディベート(議論)の評価を、ジャッジにはお願いすることにします。

 

6. 試合後に証拠資料の引用に関する不備(引用ミス、など)が明らかになった場合には、ログから該当資料を削除し、資料の削除が明らかなように注釈を加えます。ただし、判定の変更はいたしません。

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